今日は楽しい仲間たちと、京北のとある川へ。
BBQしつつ、川に流されつつしました。
夜は、家のテラスでピザを囲んでアウトドアスーパーファミコンを楽しみました。
で、それの何が大田畑展やねん、というと、
今日集まった仲間たちに、人生グラフを書いてもらったのです。
人生グラフとは、
生まれてから現在まで(将来の予定を書き込んでくれた人もいました)の
ハッピー度を折れ線で表したものです。
たかだか二十余年の人生にも、いいことも、悪いこともあるもので、
みんなそれぞれ固有の線を描いて頂けました。
書くほうも「このときはホンマに・・・」ってな具合に自分の人生を語り、
見るほうも「あ、これは!」って具合に共感したり、感心したりで、
めっちゃおもろい。
大田畑展では、参加型企画のひとつとして、これをやりたいな、と思っています。
来場者に、自分の人生を大いに語って頂き、あるいは、
誰かの人生のラインをしみじみとご覧じて頂きたいなと。
大田畑展の主旨は置いといて、はっきり言って、
この企画だけでもひとつの展覧会ができるのでは、
と考えられる程、奥深さのある企画です。ぜひご参加ください。
8.14.2009
2007年の展示「民衆を導く自由の女神」
前回(一昨年)の展示で僕は、ロマン主義の旗手として名高いドラクロワの名画「民衆を導く自由の女神」の一部を、
不要になった新聞チラシや街頭で配っているフライヤーなどを使って制作しました。
なぜ今ドラクロワ?っていうのには多少の思い入れがありまして、
当時の僕は「こんなの描いてみたけど、どうよ!?」的芸術を見飽きていました。
具体的に言うと、現代アートが得意とする
「この絵をどういう風に解釈したらいいかあなたにわかりますか?
これだって芸術なんですよ、ちなみに私にはもちろんわかりますけどね」
みたいな空気作りにうんざりしていました。
そこで、僕は、
「専門的な知識を持つ人」あるいは「美的センスみたいなものを有する人」にだけ共感されるものではなく
「ある程度、どんな人が見てもスゴいもの」
が作りたかった。
とりわけロマン主義の時代は、それを目指していた人が多くて
それが画面を通じて、「熱さ」みたいなものとして伝わってくるような気が、僕はしていたのです。
まぁ能書は程々にしておいて、制作過程を振り返ってみました。
とにかく、色んな色のチラシが必要でした。
パソコンの画面に原画を映して、それを参考に鉛筆で下書きして、
色を見ながら切り貼りしていきます。
たとえば、赤いチラシを貼っても、隣に黄色い部分を作ることで、
遠くから見ると肌の色に見えたりします。
ときどき、少し離れてチェックしたりしながら作っていきました。
ハイライトは真っ白に近いものを、
影になっている部分は黒っぽいものを。
同じチラシでも使える部分はごく限られてきます。
実を言うと、この辺りまで制作した時点で、
「あ、これは間に合わへんな」と気付いていました。
チラシのバリエーションを確保することと、下書きと、貼っていく作業、
すべての工程を段階を踏まずに、ほぼ同時進行でやっていたので、
予想以上に時間がかかってしまったのでした。
発表時の大きさは、
横約170cm×縦約100cmぐらいでした。
半紙を利用しているので、作品の裏側に光源を置いて展示しました。
なんと、展示時の画像を僕は持っていないので、
展示の雰囲気は田畑氏のブログが詳しいです。
http://01103284.seesaa.net/article/70681509.html
展示ではたくさんの人にご覧頂けたわけですが、
展示室の手前の廊下に、その前の作品「モナリザ」を飾ったので、
そっちの反響のほうが大きかったような記憶があります。
一日の大半を制作に捧げる日々が2ヶ月程続いたのですが、
作業が複雑過ぎて、制作過程では「モナリザ」を作っているときのほうが楽しかった。
ともあれ、この世には色んな色柄の紙が散らばっているものです。
うまく切って集めて貼っていけば、名画にもなるし、
あるいはただただ鬱陶しい色合いのゴミにもなるわけです。
次回は、「モナリザ」の制作を振り返りたいと思います。
不要になった新聞チラシや街頭で配っているフライヤーなどを使って制作しました。
なぜ今ドラクロワ?っていうのには多少の思い入れがありまして、
当時の僕は「こんなの描いてみたけど、どうよ!?」的芸術を見飽きていました。
具体的に言うと、現代アートが得意とする
「この絵をどういう風に解釈したらいいかあなたにわかりますか?
これだって芸術なんですよ、ちなみに私にはもちろんわかりますけどね」
みたいな空気作りにうんざりしていました。
そこで、僕は、
「専門的な知識を持つ人」あるいは「美的センスみたいなものを有する人」にだけ共感されるものではなく
「ある程度、どんな人が見てもスゴいもの」
が作りたかった。
とりわけロマン主義の時代は、それを目指していた人が多くて
それが画面を通じて、「熱さ」みたいなものとして伝わってくるような気が、僕はしていたのです。
まぁ能書は程々にしておいて、制作過程を振り返ってみました。
とにかく、色んな色のチラシが必要でした。
パソコンの画面に原画を映して、それを参考に鉛筆で下書きして、
色を見ながら切り貼りしていきます。
たとえば、赤いチラシを貼っても、隣に黄色い部分を作ることで、
遠くから見ると肌の色に見えたりします。
ときどき、少し離れてチェックしたりしながら作っていきました。
ハイライトは真っ白に近いものを、
影になっている部分は黒っぽいものを。
同じチラシでも使える部分はごく限られてきます。
実を言うと、この辺りまで制作した時点で、
「あ、これは間に合わへんな」と気付いていました。
チラシのバリエーションを確保することと、下書きと、貼っていく作業、
すべての工程を段階を踏まずに、ほぼ同時進行でやっていたので、
予想以上に時間がかかってしまったのでした。
発表時の大きさは、
横約170cm×縦約100cmぐらいでした。
半紙を利用しているので、作品の裏側に光源を置いて展示しました。
なんと、展示時の画像を僕は持っていないので、
展示の雰囲気は田畑氏のブログが詳しいです。
http://01103284.seesaa.net/article/70681509.html
展示ではたくさんの人にご覧頂けたわけですが、
展示室の手前の廊下に、その前の作品「モナリザ」を飾ったので、
そっちの反響のほうが大きかったような記憶があります。
一日の大半を制作に捧げる日々が2ヶ月程続いたのですが、
作業が複雑過ぎて、制作過程では「モナリザ」を作っているときのほうが楽しかった。
ともあれ、この世には色んな色柄の紙が散らばっているものです。
うまく切って集めて貼っていけば、名画にもなるし、
あるいはただただ鬱陶しい色合いのゴミにもなるわけです。
次回は、「モナリザ」の制作を振り返りたいと思います。
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